Q.エンジニアリングの要素が大きく、業界特有の高い専門性が要求されると思われる工場の機械設備や装置の価値評価において、なぜ様々な業界
をカバーすることが可能なのでしょうか?
A.弊社メンバーはエンジニアバックグラウンドのメンバーで構成されているため、エンジニアや工場管理者とのコミュニケーションに習熟しており、
必要な情報を円滑に引き出すことができます。また、様々な業界のエンジニアとのネットワークを有しているため、実地調査においても、業界の工場
に関する目利き力を持つ業界出身の経験豊富なプロフェッショナルを活用することでより有用な情報を引き出すことが可能な体制を敷いております。
これらの強みは、エンジニアリングの素養がない又は専業で行っていない他の評価会社(財務系の評価会社や不動産鑑定士など)と比較した場合に、
工場管理者とのコミュニケーション能力や知識・経験の深みや活用できる情報量の点で大きく上回るため、弊社の大きな強みとなっております。
Q.クロスボーダーのM&Aのケースのような海外に所在する工場の評価も対応可能でしょうか?
A. 弊社のメンバーは、外資系のグローバルネットワークを有していた評価会社で経験を積んだメンバーであり、海外ネットワークを有しておりますし、後述の米国鑑定人協会(American Soceity of Appraisers)の資格を米国で取得しているため、海外の機械設備の評価人とのコミュニケーションも共通
言語として英語で円滑に行うことができ、ネットワークもございます。また、中国、東南アジアを中心として海外に所在する工場の実地調査の経験も
豊富ですので、海外案件も十分対応可能となっております。また、機械設備の価値評価に係る専門用語を駆使して、海外の監査人との質疑対応も可能
でございます。
Q. 一般的に機械設備などの価値評価はどのような資格やスキルをもった専門家に依頼すべきでしょうか?
A.機械設備の価値評価に関しては本邦に資格制度は存在しませんが、グローバルの資格として米国鑑定人協会(American Soceity of Appraisers)の上級資格(Accredited Senior Appraiser)などがあります。弊社メンバーは当該資格を本邦で最も早く取得したメンバーで構成されております。ただし、
当該資格はあくまで価値評価の考え方や手法の一般論について学ぶ資格であり、工場オペレーションやエンジニアリング全般の知識や経験まで問うもの
ではないため、エンジニアリングに関する知識や経験を有していない有資格者が多く存在します。したがって、評価目的によっては、評価を依頼する際
に評価を行う担当者のバックグラウンドや評価業務の遂行体制(業界の設備に精通した専門家の活用の有無など)を確認した上で、依頼されることをお
勧めします。
Q. 価値評価で算定された価額に近い金額で実際に売却可能でしょうか?また、できなかった場合に何か補償はありますか?
A.弊社の業務はあくまで設備の価値評価の専門家としての意見を行うことであり、評価料も専門家としての作業量に見合った対価としております。したがって、評価額と実際の売却額との差異に基づく、成功報酬や補償のようなものは一切ございません。